09.04.04

厨二病一向に構わん

風邪で倒れてたので反応遅れました。

ニュースサイトを思い出すと複雑な気持ちになる
機材Pの俺の曲なんて聴くな!! : カルチャー イズ デッド!!!

こういう記事に対しての

ついに「俺はミクの付属物じゃねえ!」とぶち切れるボカロPが現れた
はてなブックマーク - ついに「俺はミクの付属物じゃねえ!」とぶち切れるボカロPが現れた
自分の望んだ形でしか評価されたくないというのは厨二病 - 煩悩是道場

こういう反応。

おまえらみんなこの漫画読め!読んでトラウマれ!

「売れた音楽が良い音楽」「俺たちの耳に届けさせないお前の努力不足」みたいな論調はもう飽き飽きだ!そんなこと言ってるから日本の音楽がいつまでもダサいままなんだよ。リスナー側がいつまでもそんな受身じゃ、何年経ったって最高の作品には出会えっこない。本物を求めるなら、もう消費者側も無自覚でいることは許されない、この国はすでにそういうフェーズですよ。さもなくば文化は死ぬ。

努力はすればするほど報われるなんて幻想だ、なんて全てに言えることでしょう。ですが、ここで鴨川会長の言葉を引用させてもらうなら「努力した者がみな成功するとは限らん!しかし、成功した者はみなすべからく努力しておる!」

表現者は、本当は自分のありのままの表現を見てほしいと思ってるんですよ。ジャンル効果も初音ミクの手も借りない、自分の作品の真価で評価されたい。それはもう根本的な欲求ですから、言い訳しようがない。
だけどそれでは全く人の目に留まらないから、表現を世間の望むような形に湾曲してでも、それでも自分が作った作品を見てほしい。そう思うからこそ、自分の信念に背いてでも流行のジャンルに手を出したり、初音ミクを導入したりする。
その行為を「信念が無い」とか「結局は人気取りに走ったんじゃないか」とか、そう批判するのは簡単ですけど、自分はそういう気分にはなれません。自分が苦労して作り上げたものを皆に見て欲しいと思う気持ちは、誰だって同じじゃないですか?自分だって曲を作ったらニコニコ動画にもうpるし、記事を書いたらトラックバックも飛ばしますよ。
ニコニコでコメント自演したりする人いますけど、自分には気持ちが良く分かるから嘲えないんですよ。ニコニ広告は、まあ阿漕な商売だとは思いますけど、そういう欲求に対しての具体的なソリューションを示した点については十分に評価できます。

プロの漫画家が自分の好きな表現が出来ない、っていうのは、それが作品を雑誌に載せるということだからですよ。別に漫画家個人が同人誌でやる分には編集も知った事ではないでしょう(版権が編集側にあるものを勝手に使ったらもちろん問題でしょうが)。
アマチュアクリエーターは、確かに金を取っていない分甘えがでてくる節があるのは否めない。でも見る側もお金を払ってはいないわけで、つまりは立場が対等に近い。そういう近い位置で切磋琢磨し合えるのがアマチュアの面白い所だと思うんですが。

ここで自分の考えを述べとくと、自分は一番大事なのは「継続」だと思ってるので、「継続」するためのモチベーションなり収入なりを得るために、そういう反応を得やすい場所に身を置くなり、そういう手段を身につけるなりという事は必要だと思ってます。
我ながらそういうのってセコいと思うんですけど、そういう事をやってても結局は運だし、その運のパーセンテージを上げるためにお金や手間暇かけるっていうのは、全然正当な手段だと思います。まあ要はマーケティングですけど、出来るなら好きでやってる事にこういう言葉は差し挟みたくないですよね。

| update: April 4, 2009 5:12 PM
| category: Articles:MUSICS
| tags:音楽論

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